センパイとワタシ


「え?あれ、センパイ何でここの駅で降りてるんですか?間違えました??」

「んな訳ないだろ」



 未来ちゃんは天然なのだろうか?


 …じゃなくて。

 まさか人ごみの中でオレ以上に進めなくて、知らない間に隣に並んでたなんて…思いもしなかった。 


「じゃあ何でここの駅に降りたんですか?」


 ん?

 じゃあ、そのきょとんとした顔を驚きであふれさせてあげよう!

 
 …どんな反応とるんだろう?

 そう思うと自然とニヤリと笑ってしまった。


「そりゃあ、未来ちゃんを家まで送るためだよ~!」


 どれだけ驚いた顔をしてくれるだろう?

 もしくは顔真っ赤になるのかな?



 …でも、未来ちゃんはオレの想定外の顔をしていた。