センパイとワタシ



「ヤバい」


 意外とここの駅で降りる人が多い…。

 人が多すぎて思うように進めず、未来ちゃんが見えなくなってしまった。

 このままだと、あの小ささの未来ちゃんを見つけることはほぼ不可能に近いな。


「…仕方ない」


 今までサッカーで培ってきたオレの脚力で、人ごみの中をダッシュするしかない。

 それから駅の出入り口で未来ちゃんを待つか。

 そう思った時…



「…センパイ?!」

「え」



 隣に未来ちゃんがいた…。