あの後すぐに、逃げるようにして図書館を後にした。



教室に戻った私はずっと彼のことを考えていた。


誰もを魅了するあの容姿。


綺麗で透き通った声。


そして、あの甘い微笑み。



彼は一体何者だろう。



もっと彼のことを知りたいと思った。