次の日、私はまた図書館へと向かう。



もちろんはる先輩に会うため。



いるからわからないけれど、もしかしたら会えるかもしれない。


図書館に着くと、ドアが開いていた。




あれ…?



もしかして、はる先輩?



そう思い中に入り、日当たりのいいはる先輩がいつも座っている席へ近付いた。




すると、そこにはやはり冷たい目をしたはる先輩がいた。



こんな近くにいるのに、私の存在すら気付いていない。




そして、とても気やすく話し掛けられる雰囲気ではなかった。




だから私はそのまま図書館を後にした。