「あっ。ごめん。

でも俺ベル鳴らしたんだけど。
君イヤホンしてるから気づかなかったんじゃん?」



反省や心配の色が全く無い男。


逆にびっくりして何も言えずにいると




「ってか急いでるから。
ばいばい。」

と、言い何事も無かったかのように走り去ってしまった。






我に帰ったわたしは怒りが無性にこみあがってきた。

あの態度は許せない。