「……カガリ」

一人の男が誰かに呼び掛けるように囁く。


「………わりぃ……でもよ」

カガリと呼ばれて返事をしたのは、長髪の男。

青紫色の髪に紫の瞳だ。

「にしてもカガリも馬鹿だな♪
髪の毛を落とすなんて。」

「半分以上お前のせぇだよ!セイラ!!!」

「ナイフがかすっただけだろうが!よけれねぇのが悪いんだろうが!」


セイラと呼ばれた男は、ショートヘアな男だ。

髪の毛は黒色で瞳は黒色だ。

どうもカガリとは仲が悪い様だ。


「そこまでにしときなよ。」

「うるさい、黙ってろ!ライカ」

「うるせい、黙ってろ!ライカ」


ライカと言われたのは女で緑の髪でミディアム、瞳の色も緑。

癒しという言葉が似合うだろう。

「私はいいけど……」

「てめぇら少し黙ってろ。」

「ザクロがね」