相変わらずデカイ声、頭に響く。





「寝てました。何か用ですか?」



「用もなにも、今日は新しい学校に転校する日だよ!早く用意して行きなさい!これは仕事にも関わってくるんだから」



「転校……?」





机の上に置いてあるカレンダーを見ると、





9月○日 松澤高校 転校





「あぁ、忘れてました。」



「こらぁー!早く用意して、変装も忘れずに!ちゃんと行ってよ!」



「ちょっと、篠原さ……」





言うだけ言って、勝手に切っていった篠原さん。




―――……俺のマネージャーだ。