その夜、あたしは早速手紙を書いた。 でも、いざ何を書いていいか分からなくて、今思えば何とも素っ気なくて失礼な手紙だったな…。 「伊藤先生へ 突然のお手紙ごめんなさい。 どうしても会ってお話したいことがあるんです。 もしよければ会って頂けませんか? お返事お待ちしてます。」 次の日、期待と不安を胸にポストに投函した。 どうか、もう一度あなたに会えますように… .