猫系男子




腰に回された腕




右肩に置かれた顎



動けなくて

どきどきして声がでない


「俺はずっと、抱き締めたかった」

「鈴木を見てるお前を引き留めたかった」

息がかかる耳が熱を帯びて頬に伝染する

「なのに、あんな昨日俺勘違いしちゃう」


強引



いつも自由な君はこんなときでも自由に強引に

私の心をかき乱す