猫系男子


「お前あれか、鈴木好きだったのか

確かにかっこよかったもんな」

え、何いってんの

「だから陸上部だったの?」

「そんなこっ…」

「好きだったんでしょ?みんないってたよ

楽しそうだったしね」

違うの言葉すら言わせてもらえないほど

言葉を連ねていく

「いつも休み時間は俺ら見てた」

それは舜がいたから

「授業中話してても鈴木のことばっかだった」

それは共通の話題だったからなだけ

「バレンタインもあげてた」

それは陸上部を称して舜に渡したかったから

「それに…」



うるさい


私が好きなのはあなたです