猫系男子



振り返る彼の顔は同じ高さにあって

身長の差のない私たちはなんだか新鮮だった

離せなくなった目をそらしたのはやっぱり彼で



30°上にある月を見上げる



その姿はやっぱり猫のようで

この人は猫だったのかな、なんて

少しおかしくなってしまった