猫系男子



同じ中学の舜とは

同じ町内で


最寄り駅からもしばらく同じ道を辿って

それぞれの家を目指す

中学生のときいつも部活帰りによった川土手

「なつかしいなー、」

立ち止まる舜

「みんなでアイスとかかってな」

階段をすたたっと降りる


街灯から少し離れた階段は薄暗くて

それでも楽々と降りる彼に続いて

一段一段ゆっくりと降りてみる



彼より二段上