今更格好つけるつもりも、言い訳するつもりもあらへん。

でもな、由紀のことめっちゃ好きやったんや。



そら絶対に死ぬまで変わらん。



死ぬ直前までずっとずっと由紀のことばっかり考えてるって思うわ。

めっちゃ好きや。

ほんまに由紀のことがめっちゃ好きや。

死にたくあらへんな。

死ぬんやったらもういっぺんでええから由紀に会いたいな。

由紀を笑わせたい。

また二人で出かけたい。

由紀って呼んだら「何？」って言うてほしい。

俺の名前呼んでほしい。

由紀は今何やってんやろな。

ちゃんと勉強しとるかな。

俺がいなくても朝はちゃんと起きれとるかな。

あいつ、朝飯抜く癖やるよってに心配やな。

いっつも俺がHR前に無理やり食わせてたっけ。

由紀は嫌々ながらも食ってくれよったな。

周りは親子みたいや言うてたな。

少し前のことやのにめっちゃ懐かしく思うわ。

戻りたいなあの頃に。

何で俺が死ななあかんのやろ。

誰に言うたってしゃあないんは分かっとる。

でももうしんどくなってきたんや。