小さな恋の歌

「次は去年のこの日に死んだ一夏に贈る歌。なぁ一夏もう1年だって。お前いなくなってから。早ぇな…」


「純平くん…」


寂しそうな微笑みを浮かべて語りかける純平くん。


「皆忘れないでやってくれな?一夏が生きてたこと。ここで笑ってたこと…」


すると突然、客席からこんな声が聞こえてきた。