あたしは純平くんと別れた後、家へと向かっていた。手にはチケットが2枚握られている。


"ただいま"も言わず部屋に入り、ベッドに寝そべった。


ふと目線を上げるとベッドの上に飾られている一夏の写真が目に入った。その1つを手にとった。


「どうしよう…」