帝桜〜桜の雫〜




「やばっ急ぐぞ雫〜」



「うん。じゃあね優くん」



「あぁいつでも来いよ。隣の部屋使っていいからな。」



「うん。じゃあね」





「雫、お前はまだ囚われているのか。もうあれから2年たったのか。なぁ雫お前はもう背負わなくていいんだぞ。誰かあいつを救ってくれ......」



優くんがそんなことを言っていたなんて思ってもみなかったんだ。