隙間からちょっと見ただけで 私にはすぐ分かった 何故なら ありさがいつも付けている 赤とピンクのブレスレットが 見えたからだ 私は恐怖と不安で胸がいっぱいになった クラスメートが群がってる中を 無理やり通りもう一度確認の 意味を込めて中央に倒れている 人を見ると やっぱりそこにいたのは [ありさ]だった 「‥ぇ?‥‥な‥なにやってるの‥」 独り言のように私はふと 小さい声で つぶやいた