みんなが笑っているなかを
私はただ呆然と立っているしかなかった





〖あはははははははは‥〗


永遠に続きそうなぐらいの
嫌な笑い声





─はぁ‥もぅ居たくない
 こんなクラス‥
 また‥屋上に行こうかな‥‥



そして
私はまた逃げることを選択した


あまりの弱さに自分でも
情けないとは思うが
そうでもしないと自分が壊れて
しまいそうだった


教室を出ようとし
罵声を浴びながら
クラスメートの間をとおっていると

クラスの女子が



『また逃げるのかよ。
 りーりーなちゃん
 ほんっとあんたって最低だねー笑
 生きてる価値ないんじゃない?
 死ねよ。
 どーせ屋上とかに行くんでしょ?
 うちら知ってんだからね笑
 よーく屋上に続く階段とかで
 目撃情報多数だから笑
 だーかーらーついでに屋上から
 飛び降り自殺してきてね?』



〖きゃははははははははは〗





私はいてもたってもいられず
教室を飛び出した
   







───屋上に着き二時間目もまた
   サボってしまった



でも別にもぅ学校なんて
どうでもいい



───中学のときはこんなに弱くなかったのに






中学のときを思い出せば思い出すほど




自分の弱さ。



卑怯さ。



すべてにおいて情けなさすぎて




涙が出てくる






─────ポタッ‥ポタタタッ‥



一人涙を流していると




─キィイィイ‥‥バタンッッ!




「‥っ!だ‥‥‥だれ‥‥‥‥‥‥?!」