ありさのあの表情を
引きずりながら
私は一人学校の屋上に来ていた


腕時計を見ると時刻は8時50分


授業が始まる時間だ





─────────莉里奈っっっっ!!!!!





ありさの顔が



声が



頭の中でフラッシュバックする




もぅ引き返すことは出来ない




取り返しのつかないことをやってしまった