この想いが君に届くように




「そういえばさ日向と彼方くんで毎朝一緒に登校してくるらしいけど、一緒に教室に入ってくるのは見た事ないなぁ…」



愛は私を見ながら不思議そうに首をかしげた。



「え?」


「2人で学校で話すところって皆あんまり見た事無いって言うからさぁ」



愛は口を尖らせた。



「2人が幼なじみって事もあんまり知らないみたいだし…」


「どうゆうこと?」


「ん?まぁ、2人は周りから見たら他人に見えるらしい…って事かな?」



他人…かぁ…



愛は少し表情が暗くなった。



「私は2人が仲いいのは知ってるけど…だけど周りから見たらそうらしいからさ、彼方くん、女子から告白とか止まないんだってー」




告白…

そっか彼方カッコイイもんね…


モテモテだもんね…




「私はそれが気に入らない!だって日向は彼方くんの事が好きなのに…」


「ちょっ、愛!」


「ふふ、ごめんごめん、でも…ホントに、日向が嫌な思いするんだもん…」



愛は俯いて何かを考えている。


すると顔を上げて申し訳無さそうに言った。