この想いが君に届くように





「日向、ホラ」


「え?」



渡されたカイロ。


それはとっても温かかった。



「でも、彼方の…」


「ん、見ろ」


そう言って、彼のポケットから出てきたのは…カイロ。




「え…に、2個??」



2個も普通持ってくるものなのかな?


…彼方そこまで寒がりだったっけ?




私は彼方を不思議に見ると彼方は前を向いた。





「日向の分持ってきてやったんだよ」




前を見続ける彼を見る私。



彼が息をする度に、息が白くなった。





私は持っている温かいそれを、ギュっと握った。







「…ありがとう」


「ん、どーいたしましてー」