この想いが君に届くように





「日向は高校どこ行くんだよ?」



私?



「私は……んー…彼方が行く所でいいかなぁ…」



すると彼は少し笑った。



「なんでだよ」


「だって何だかんだ楽じゃない?」


「…ずる賢いなお前」



別に、ずる賢くったっていいもん。


だって、もし高校が離れちゃったら…こうやって毎朝一緒に登校出来ないでしょ?

毎朝迎えに来てもらえなくなっちゃうでしょ?




だから私は彼方と同じところに行きたいんだぁ…


彼方が高校決まらなかったら私も決まらなくなっちゃう。





すると、突然頬に当たった冷たいもの。



私は上を見上げると空から白いフワフワのものがたくさん落ちてくる。




「彼方、雪降ってきたね」


「今日寒いもんなー…」




彼方は制服の上に来ているウィンドブレーカーのポケットに手をいれた。