この想いが君に届くように



「7時半」


「何で起こしてくれなかったのぉ!?」


「何回も起こしたわよ、あんたが起きなかっただけ」



意地悪そうに言うお母さんを他所に私は制服に着替えた。


顔洗って、髪整えて…ご飯食べて…



とにかくいつもやる事を手早く手短に済ませた。




「いってきまぁすっ!」


「気をつけてよー?」


「うんっ」



勢い良く扉を開けるとそこには彼方。




「日向っ!今何時だと思ってんだよ!」


「ご、ごめん~…」



怒っている彼方と一緒に学校まで走る。



「遅刻したらお前のせいだぞ…」


「……なら待ってなきゃよかったじゃん」



あ、…今の、最高に可愛くない。


絶対彼方カチンときたよね?




言った事を後悔している私の頭を彼方が叩いた。



「せっかく待ってやってたんだから、お礼くらい言え!」


「あ、謝ったもん」


「謝るんじゃなくってお礼を言われたい、俺は」