「あはは、伊織は気が小さいからね…もうちょっと優しくしてあげたらいいんじゃない?」
伊織は背は高いし、頭も良いし、スポーツも出来るし…顔もすっごくカッコイイんだけど、ちょっと弱気な感じの男の子。
…自分に自身がなくてオドオドしてる…って感じかな?
ホントにいい子なんだけどね。
でもその性格のおかげで何だかんだ美織とは上手くいってるっぽい。
「ねーちゃん…美織って怖い…?」
真顔で聞いてきた美織を見て、私は少し笑った。
「んー顔は可愛いけど性格が…男っぽいとこもある…かな?」
「…そ、そうか…」
美織はおもしろいなぁ…
彼方……
「ねーちゃん?」
「えっ?」
「ボーっとしてるけどどうした?」
美織が心配そうに聞いてくる。
「あ、いや…何でもないよ?」
「…それならいいんだけど…」
美織は不思議そうにリビングに向かった。

