ズキズキして、モヤモヤする。 段々、冷たくもなってくる。 なんて嫌な感情なんだろう。 哀しくて、苦しくて、辛い。 隣で呑気に歩いている彼方を見て、少しだけホッとした。 今はまだ、私と一緒に居られるから。 今なら…まだ。 「じゃーな日向」 「えっ…」 気づいたらもう家の目の前だった。 「今日は早めに寝ろよ」 優しく笑った彼に私は手を振った。 「バイバイ」 「おー」 バタン 玄関の扉が閉まる音が少し暗い玄関に響いた。