それにビックリして、私は後ろによろけた。
「わ、何フラフラじゃん、熱でもあんの?」
よろけたせいか、彼方は慌てて私のおでこに手をあてた。
「熱じゃないよ、ただビックリしてよろけただけっ」
「…でもちょっと熱いぞ?」
……誰のせいだと思ってるんだろ…
「ホントに大丈夫だからっ!」
「…ま、そんだけ元気なら平気か」
笑いながら彼方は私のおでこから手を離した。
ホッとした様な…少し、残念な様な…
「日向、頼りねーから、彼氏出来ないんじゃねー?」
「うるさいっ、彼方だって生意気だから彼女出来ないよっ!」
「俺はちゃんと作るしー、ってかさせるし!」
させる?
「させるって…?」
「ん、だから…その俺の好きなヤツを?」
悪戯っ子みたいに笑った彼方。
胸が、ズキズキする。

