「呼んだけど?」







「うんうんだよな!

…‥って…用もないのによぶなよ~」






何て言いながらため息をついている
けど、何だかんだで必ず名前を大声で呼んだら来てくれる。

だからいつも助けてくれたりする







「まぁ、用もない訳じゃないんだよ!

今から桜井君と話をするから今からの授業でれないって先生に言ってくれる?」



歩は私と桜井君をチラッチラッっと見たあと
またため息をついて






「……何を話すか聞かないけど

先校には伝えとく。


おいっ!桜井」







歩は桜井君を睨み



桜井君は歩にオドオドしながら






「はっ…は…い。
……なん…で…し…ょ……う」







と言い


歩は




「優奈に変なことしてみろ




……………ぶっ殺すからな?」






…………。

声異常に低くない?
しかも桜井君に限ってそれはないわ

なんたってヘタレなんだから!!





あちゃー
桜井君もう泣きそうだ

怖くて声がだせなくなったのか首を上下に振りながら返事をしている