ボソボソ
「あ…あの……。あ…の……」
……桜井くん!?
そんなボソボソ喋っても聞こえないよ?
止める気ある?
あれはホントにあるのかぁぁぁぁ!?
と思ってると
こちらに歩いてきて
「…す、すみません……。やっ…ぱりむ…りでした……」
……はぃぃ?
…なんか色々出来るんじゃないかって思って損した気分。
てか、さっきは
「僕に任せて下さい。」
てきなカッコいい言葉言ってたのに…。
……………なんか久々にイライラしてきたな
ヘタレ…って言うより口先だけじゃねぇかぁぁぁーーー!!
そう思っている間にも
二人の喧嘩はどんどんヒートアップしてきている…と言うか歩が今は一方的にやってるかんじ
歩は昔から普段はサバサバしてるんだけど私が嫌なこととかされたり泣かされたりしたときは歩がいつも怒って男子だろうが構わず殴り込みに行ってくれた
凄く私の事を考えてくれる親友なんだけど喧嘩になると誰も止めれないほど暴走してしまう…
まぁ、良いとこであり歩の悪いとこでもある
しょうがない…もとはと言えば私が悪いんだ。
私が歩を止めないと!
黒瀬君を助けるんじゃなくて歩が退学にならないように止めてみせる
それに教室で皆怯えてるしね!
桜井君は頼りにならないし……まぁ、それは後だ
と思い歩と黒瀬君の所まで近づいていき


