「凶器持っとったら誰だって怖がるだろ」


「あぁこれ?さっき拾った!使えるかなと思いまして」



そんなもの拾うなよ…。



「あっ想舞だけは殺したりしないので」


「は?何で」


「好きみたいだから」


「…」



はは…やっと言ったか。



「待ちくたびれた」


「何が」


「お前のその言葉」


「さっき気づいたので仕方がない」



さっきまで怖がって逃げてた俺…なんかはずくね?



でも…まぁやっと言ってくれた。



俺が待ってた言葉を。



美知の口から…。