そう言う摩希麻の声が聞こえた。 後ろを振り向くと摩希麻の姿。 「わかった…」 そう言って星月はどこかに行ってしまった。 どういう事…? 「雷千…お前さ、俺が振られたと思ってんだろ?」 「え…うん」 違うの? だって振られたって聞いたよ? 「あれ、俺が振った。好きな人が出来たから…」 え?好きな人…? ってやっぱりあの元カノじゃないの? 別れてからずっと目で追ってたじゃん。 「でも…ずっと目で追ってたんじゃ…」