あれから寮に戻ってボーッとしていた。



すぐに夜里と何故か麻栗が戻ってきた。



すると夜里は



「帝十と何があった?」



別に何があったとかじゃないんやけどな…。



ただ…聞きたくない会話聞いただけやし…頭痛いから早退しただけやし…。



「別に…」


「ね、ちゃんと言ってくれんとわからんのやけど」


「俺さ、何があったとかお見通しなんやけど」



そうやった…麻栗を甘く見すぎた…。



まぁ…言った方が楽なんかも。



「さっき…」



うちはさっきのことをすべて話した。



もちろん、帝十に触ってほしくないって思ったことも…



それが何で思ってのかと悩んでいたことも。