あれから少し経ったある日のことだった。 うちはまた告られた。 「俺…君のこと好きなんやけど…」 またかと思ったうちは新たな手を使うことにした。 「私…男に興味ないの」 そんなのウソに決まっとるんやけどね(笑) 「へ…?」 「だから…女の子の方が好きなの」 「何それ…キモッ」 そう言ってその人は逃げて行った。 お前の方がキモいっつの。 そういえば…帝十の姿が…ない? めずらしい…ま、仕方ないのかもね。