「さぁ~な?」 帝十は出逢ったときからそうだった。 うちが呼び出されたら必ずと言っていいくらい、うちのあとをつけてくる。 そしてネチネチといろいろ言ってくる。 今みたいに。 「てか、0.1秒後って…おもろいわぁ紅愛」 「そうやろ?今回はこの手を使ってみたのさ」 でもこうやって感想を言ってくれる。 うちは毎回告られたらいろんな手を使って断る。 そして二人して笑う。