小学生からの恋~一緒にいた日々~

先に話始めたのは瑞希のほうだった。


「美優のことも言うからね…」


「うん…」


私はちゃんと顔を上に上げて、涙がこぼれないようにちゃんと上を向き体操着を目の上に乗せた。


あとは瑞希に任せたのだ。



「美優はね小1のとき、母親に虐待を受け、父親がそれを見て母親に呆れてね。」


「「うん」」


はもった。


みんな真剣に話して聞いてくれている。




「母親は父親と二人で暮らしたかったらしい。」


「「うん」」


「それで父親は母親を殺したんだ…」


「「えっ」」


みんなは驚いている。


「じゃあ美優はそれを見てたの?」

莉奈が聞いてきた。

瑞希は欠かさず答えた。



「うん」


「じゃあ父親は?」


舞が聞いてきた。



「父親は母親を酷い殺しかたしたから終身刑になって、美優を話せるのは見張りがいるところであって、美優はそんな変わり果てた父親を見たくなくって行ってはいない。」


「「そうだったんだ…」」


二人とも分かってくれたかなぁ?