それから一週間後の土曜日。


「美優!公園行こ!」



これが「好き」って言う気持ちが抑えきれなくなった思い出。



「公園か~。久しぶりに行きたいね。」


9時に家を出て、私は家の前に瑞希が来るのを待っていた。


「美優!ごめんな・・・。遅くなって。」


「早く行こ!!!」

ちょっと怒った口調で話しかけた。


公園につくのはあっという間だった。



「美優見て見て!クローバーの花が咲いてる!」


「ホントだ!キレー。」


私はこんなにもきれいな花だったとは知らなかった。



「あ!」



可愛らしい声で瑞希が叫んだ。