「もう一回言ってください。あなた誰ですか?」


「警察です。」


「証明書見たいなのは?」


「あ、これです。」



警察もビックリしてる様子だった。


証明書?っと私は疑問になりながらも瑞希と警察との会話を聞いてた。



自分のふたっつにわけた髪の毛が風になびいて体の中から寒気がした。


それほど寒くて、それほど風があって、それほど朝が早い時間帯だった。



これだけがその時間の思ってた部分だ。


けど思ったでしょう。

警察が、なんでこんな子供達が朝早くに起きているのだろうって。





瑞希はジックリ見ている。


多分見ていて楽しかったと思う。



「美優!いいよ!こっちきて!」


「うん!」



私は元気良く返事をした。