けど今覚えばよく短時間で親が両方いなくなったって理解したなぁ~って思う。


いや、単なる忘れたんじゃないかなぁ…

そうしたら昔っから忘れっぽかったってことかぁ…






けど後のことは知らなかった幼い頃の私はこの後のことをどうやって判断したのかは知らない。














この後も瑞希といっぱい喋った。


のどが渇くほどいっぱい喋った。


この世の水がなくなるくらい喋った。


夜も寝ないでいっぱい喋った。


瑞希は悲しそうにこう言った。


「もし俺が告白しなかったら、誰が気になってた?」


待て…小学生が言える言葉なのかな?と思いつつ



「相沢 瑞希しか目の前にいなかったよ!」


「え、前から気になってたのぉ?」


「うん!!!!!」




来てもほしくない朝が来た。



ピーンポーンパーンポーン


家のチャイムがなった。