入学式が終わって1ヶ月も経たないとき・・・




私たちは意識をし始めていた。



「美優!こっち来て!可愛いちょうちょがいるよ!」



「瑞希くぅ~ん、早いよぉ~。」


私の名前は「小川美優」ごくごく平凡な名前。


自分の名前は気に入っている。

瑞希とはおさななじみでよく遊んでいた。


けど小学校へ入学したらあんまり遊ばなくなった。

遊ぶのは土日だけ。



「美優!ほら!可愛いでしょ?俺が捕まえたんだ!」


可愛い声で私にちょうちょを見せる。



こんな日々が続けばよかった・・・



今でも後悔してる。




自分の力のなさに・・・