「ちょっとぉ~…何こいつみてんのよ。」

!!

その時、冴えない男子の目が髪の間からちらっと見えた。

___綺麗。

青い目。珍しいが、今はそんなことどうでもいい。髪ごしでも、吸い込まれそんなんだから、普通に見たら…

だけどその冴えない男子にはその、青い目がコンプレックスなんだろう。

もったいない。心底思ってしまう。

「あら~、あんたなにこいつみてんの、気持ち悪い」

気持ち悪いという部分だけが低くなっていた。

「まぁ、あんたも十分に…ククッ…気持ち悪いわよぉ?」

あんたがだよ!
 
そうツッコミたいんだが、止めておくのが最適だと判断した。