こんな事してる場合じゃないのに‥‥。
「ふぇっ♪♪」
俺がワチャワチャしている場面を見て面白かったのか、
その子が不意に笑った。
「と‥とりあえず今日は仕事を休もう」
いくら俺の子じゃないと分かってはいても、
こんな小さい子を置きっぱなしには出来ねぇよ。
俺は会社に電話を掛け、大事な有休を使って休みをとった。
赤ちゃんなんて、
抱っこもしたことないのに。
恐る恐る、赤ちゃんを抱き上げ、部屋に連れて行くことにした。
「さー、どーすっかなぁ。この子」
あ、そうだ!
俺の親友である、翔太が警察官であることを思い出した。
あいつに相談してみよう。
