そして、土曜日




美穂は待ち合わせの場所で、春馬を待っていた




「遅いな・・・何かあったのかな・・・?」




美穂はそう言いながら見たのは腕時計ではなく「タイム」で買った懐中時計




「美穂ちゃん!!」




そう言いながら駆け寄ってきたのは、もちろん春馬だ





「あ、春馬くん、大丈夫?何かあったの?」




「いや、大丈夫何もない・・・はぁぁ・・・」




春馬は荒い呼吸を整えた




「じゃあ、行こうか?」





「う、うん・・・」