「はい・・・」




「ありがとう」





そう言うと海斗は二つの懐中時計を並べた




「あ!」




「おい!これ!」





「全く、同じ・・・・」




美穂が言う通り、二つの懐中時計は、全く同じ大きさ、同じ色、同じ模様だった





「どういうことなの?どうして海斗君が持ってるの?」」





「これは、僕の家の家宝なんだよ」





「家宝?!」