月と蝶との秘密の糸



「今日の相手はどうだったの?毎回いってるけど、疲れるからやめときなよ」


私は椅子から立って本を全部持って部屋に入ってドアを閉めた。

そういえば開けっ放しだったな。


まあいいや。


私はリビングと寝室が全部一緒になっている部屋を見渡した。


とても広い。リビングと言ってもキッチンも食事をする机も無い。


食事は毎晩大広間の所でシェフやメイド達と一緒に食事をする。


それもふれあいの一つで、関係を深める為だそうだ。