月と蝶との秘密の糸


「じゃあ今から何時も通り愛し合おっか。」


何時も通りの声色で甘い内容をさらっと言えちゃうシャイナー。

私は未だに座ったままで居る。


さっきまで女の子の所に行ってた筈なんだけど、


元気があるね、シャイナーは。


もう何も感じない。

それが何時も通りだった。

シャイナーが私から離れて部屋の中に入った。

ベッドにジャケットを投げ捨て、

「どうする?」と聞いてきた。