月と蝶との秘密の糸


シャイナーに見下ろされているかの様な感覚。


「突然の事だったからビックリしたわ。何時もはこんな事しないで私を抱くだけだったのに…」


私は明らかに後半の声のボリュームが小さくなった。


シャイナーは毎晩毎晩、私を愛すだけだった。



身体だけで。



『愛してる』と言われた事は無い。


『好き』も。


胸辺りで交差されているシャイナーの腕が解かれ、私の身体は自由になった。