Sweet Devil~甘くて切ない異世界物語


「何故、あなたは名前を言うのですか?」

わたしはルシウスを見上げて眼を見据えた。

こうして話すのはルシウスとは初めて。

ルシウスが話してもわたしはただ聞いているだけだった。

ルシウスには失礼な事をした。

でも話してるのか呟いているのかが分からなかった。

返事をしても、無駄な様な気がした。

ルシウスはわたしを見据えながら話した。

「瑞羽は俺の名前を知らなかったからだ。挨拶は礼儀だろ?それと、俺が瑞羽の名前を知っている理由は気にするな。」