Sweet Devil~甘くて切ない異世界物語



手の痣が徐々に熱を持ってくる。


「ふっ…この痣はお前と違って正直なんだな。」

すこし馬鹿にしたような言い方。

馬鹿にされたように思われて腹が立つ。

わたしは男の人に縛られた手を動かそうとしたけど

男女の力の差と言う壁はわたしには越えられないみたい。

諦めて男の人の様子を伺うことにした。


痣がまたチクリと痛む。


「この痣には何の意味が込められてるの?」


わたしは男の人の目を見据えながら言った。