『んー、りょーかい。』
りょ、りょーかいって…
こいつもこいつよね。
なんか苛ついてきた。
『おい。帰るぞ』
『……。』
そう言われて
無言のまま歩きだす私。
なによ、
他の女の子達とそんな仲が良いなら
一緒に帰ればいーのに。
って……
こんなのヤキモチぢゃない…。
『なんか喋れ。今日は家来い。』
『わかった』
ヤキモチなんて焼くなんて
信じらんない。
もー忘れよ。
どうにもならないんだから。
『なんか飲むか?』
家にお邪魔した私。
いつも通りベッドに座り
いつも通りコーヒーをもらう。
『ほれ』
『ありがと』
受け取ったコーヒーを飲み
ガラステーブルにおく
俺様彼氏の部屋は
その俺様に似合わず
シックで大人びた感じの雰囲気。

