私は、ポツリポツリと出店から離れた道を歩く。




私は、お祭りの出店が大好き………なはずなのに……
直哉…………




『はぁ〜……』





ため息が出る。








『ねぇねぇ、君暇!?』




私が振り向くといかにもチャライ感じな男三人がいた。




怖い……………



ガシッ。

私の腕が捕まれた。


『ひぃ…………や、やめて下さい……』



私は涙目になりながら男に言った。





『うわぁ〜、涙目になってるよ。かっわいいぃ〜〜!!』




男の一人が言った。




『さぁおいで!!』




私の腕は、ぐいぐい引かれる。



もう、私の目から涙がこぼれる。
助けて………直哉!!!


こんな事言っても来てくれない…………





自業自得…………








『ちょっと。それ俺の女だから気やすく触らないでくれる?』