幸斗Side

俺は今、最ッ高に不機嫌だ。

親父も帰って来て、リビングに全員集まる。
俺が、若菜を抱きしめようとしたら…………

おふくろが若菜の腕に自分の腕を絡めて頭を若菜の肩に乗せてる。


もともとおふくろは、親父の家に嫁ぐまで庶民だったから、初対面の人や会社の付き合いがある人以外の前じゃかなり、かなり甘えん坊だ。だから、おふくろが若菜に本性を見せている事には安心している。

だが!!!!!
おふくろは若菜にべったりすぎて、親父が不機嫌だ。